2016年3月26日
時報の音ってなんだ?!
時報の音を聞いたことはだれしもあると思う。
あれは、例えば12時ジャストの前に三回、パ パ パ そしてジャストに パーンとその後
三秒後に終わる長さで放送されるのであるが、今現在時報が聞けるのはラジオのみと
なっているということだ。
さて、その音は何か、という話である。ドレミで言うと何の音か。
時報において鳴らされる音は440Hz で、これは ラ の音である。
真ん中のドから六度上のラ。最後のパーンはそのラから一オクターブ上のラ、つまり880Hz。
さて、この440Hzという音について少し補足しよう。
…そう決まったのは1834年にドイツのシュトゥットガルト会議でA(ラのこと)=440Hz が決
められており、それを戦後アメリカがこれを採用するに及んで世界の大勢はこれをもっ
て標準とするようになった。
と、かの芥川龍之介の子息であり、才能ある作曲家で指揮者でもあった芥川也寸志が書いている。
実際には日本やヨーロッパのオーケストラの音で奏されるのはこれより高い444Hz程度
である(因みにアメリカではそれより低めとされている)のでよりピッチが高く、張りのある音となって
いるのだが、このことを詳しく書くとなると非常にややこしいことになってくるから、
時報の音はラ
とだけ知っていればいいのかなとは思う。
結論:時報の音はラ だった!