2015年12月25日
MJQのジャズを聴いてみませんか
ミディアムテンポくらいの、スローに近いジャズの中で、幾つも好きな曲がある。
このジャンルは、演奏中に奏者同志の掛け合いがあったり、グルーヴしたり…
演奏におけるある種の自由さに、奥の深さを感じる。
今日の気分は、明るくてしかし落ち着いた楽しい演奏をしてくれる、
モダンジャズカルテット。通称MJQ。
大好きなジャズギタリストのケニー・バレルやピアニストのカウント・ベーシー、セロニアス・
モンクなどなど、いろいろ素晴らしいジャズミュージシャンはいるけれどMJQのミュージシャン達も
なかなか良い。
ミルト・ジャクソン、 ジョン・ルイス、 パーシー・ヒース、 コニー・ケイ、 ケニー・クラーク
この豪華な顔ぶれだけでも、ファンにはたまらないところだ。
「朝日のようにさわやかに」から始まるアルバムを聴いているが、敢えて、「ジャンゴ」などではなく
「ニューヨークの秋」を取り上げたい。
ミルト・ジャクソンのヴィブラフォンがメロディを奏でる。
パーシー・ヒースのベースが柔らかく音を刻む。
ケニー・クラークが静かにドラムをたたく。
そしてたっぷりした音でジョン・ルイスがピアノを弾く。
いいアレンジだ。
短めのヴァージョンだが、充実している。
「朝日のようにさわやかに」のアップテンポなノリも、「オール・オブ・ユー」のメローな気分もみな
聴きごたえ十分だ。ぜひ聴いてみてほしいと思う。