2014年10月1日
フィンガルの洞窟
メンデルスゾーンが20歳の時、イングランドを訪れ、続いてスコットランドに足を
伸ばした。その時ヘブリディーズ諸島を嵐の日に訪れ、フィンガルの洞窟を見、大変
感銘を受けたと姉宛の手紙にもしたためている。
そこから生まれたのが、フィンガルの洞窟という曲であった。
彼が姉に届けたかった「頭に浮かんだもの」は、この曲を介して今現在、私たちも聴くことが
出来る。
木管楽器が歌い、弦も歌いながら、洞窟に打ち寄せる波のように、渦巻くような深い音や
うねりを感じさせ、われわれを魅了するこの曲は、案外知られていないような気もする。
そのフィンガルの洞窟をたまたま、世界の絶景厳選botというツイッターで目にした。
まさに絶景である。
この景色を目にした、若いメンデルスゾーンの感受性と才能をしみじみ思った。
【スコットランド】フィンガルの洞窟。ヘブリディーズ諸島の無人島スタファ島にある洞窟で、18世紀の自然主義者ジョゼフ・バンクスによって1772年に発見されました。この絶景は、幅広い文化人にインスピレーションを与え、数多くの芸術作品を誕 pic.twitter.com/UsNPoA4EYk
— 世界の絶景厳選bot (@suhevimanogo) 2014, 9月 28