2015年11月1日
「人形の夢と目覚め」がお風呂が沸く前に流れた
新居に越して、風呂の支度をした。台所でも風呂の温度などが設定出来るタイプで、
今では多いと思うが、それが音声付で、消音にしていない状態で使ったのだ。
まず風呂の沸く、五分程前に、「もうすぐお風呂が沸きます」と女性の声で
アナウンスが入る。
これでちょっと驚いたが、沸いたときにみっちりと音楽が鳴った、その旋律が
ソファミーソドシーソレドーミーーードシラーファレドーシードーーーー
だったので、おお、これを使っているのか、と二度驚いた。
このメロディは、オースティンという作曲家の、「人形の夢と目覚め」の
第二部のメロディなのだ。
人形が眠っている、そのうち、その夢の中で楽しく踊ったりし始める、最初の部分で
あったと思う。手元に楽譜が無いので、うろ覚えだが、結構細かい指示のしてある
譜面であった記憶がある。
この後さらに、テンポが上がって踊りは続き、比較的華々しい雰囲気の
この曲は終わるのだが、ピアノを習い始めて数年という特に女の子が、
ピアノの発表会で弾きたい、というタイプの曲である。可愛らしく、少し
音が細かくて、そこそこ指が動くことが、弾ける条件になるからだろうか。
それを、お風呂の「お湯が沸きました」というサインに使っていたので
久しぶりに聴くのも含めて、この曲のこともふと思い出した。
これからは風呂の湯が沸く音楽として「人形の夢と目覚め」を認識するのだろう。
NORITZの風呂である。開発者の音選びに、なにかしらの「背景」を感じたりもした。
画像はコローの人形と少女である