2014年4月13日
音楽を聴いている時
敢えて考えてみても始まらないが、音楽を聴いている時というのは、ひとはどんな顔をしたり、
どんな心持でいるものなのだろう、と思うことがある。
自分の顔は見えないので、写真にでも撮られれば別だが、何を聴いているかで、随分変わって
いそうな気はする。表情のある程度の変化があると思うのだ。
しかし、例えば乗り物などで、音楽を聴いているらしいひとの顔をちらと見てみると、
大抵が無表情に見えるので、実際は、表情は動かないのかなと思ったりもする。
でも自分のことを考えると、例えば、このフレーズ、いいなあ、とか、この曲のこの展開、実に
上手いなあ、とか、あるいは、なんでこんな風に演奏出来るんだろうか、などと慨嘆したり、
音楽を聴いている時には、結構色んな思いが胸中にあるので、他にもそういうひともいるだろうし、
そんな時の表情ははたしてどんななんだろうか、とちょっと気になるのである。
楽器を演奏しているひとの顔や表情の方は良く目にするし、なんとなく感じは分かるのだが、
聴く時のひとの顔がどんな風であるのか、余り知らずにいる気がしたので、こんなことを考えた。
しかしながら、囀る鳥もそれを聴く鳥も、そんなことは勿論、知ったことではないだろうことは、
言わずもがななのは確かである。