2014年3月3日
書物あれこれ
本を読むのが好きだ。
幼いころの絵本から始まり、最初は読んで貰っていたのを、いつ字を覚えたのかは定かでない。
少しずつ絵本を自分で読み始め、それから、私の読書遍歴は始まった。
趣味について書くことがときどきあるが、ありきたりのようではあるが、一つは読書になる。
絵本で粗筋は良く覚えていたり、絵が印象的だったりするものは今でも何冊かあって、たまに
書店などで見つけると懐かしくなり、パラパラめくって読んでは、面白さを反芻するような時もある。
あまり、こどものためのダイジェスト版のようなものは読まなかった記憶がある。
教科書に少しずつ載っている、古今東西の優れた書物のかけらから、好きだと思えるものを探し
あてるうち、おこづかいで買い始めた最初の文庫本は、リア王だった。
何冊かシェークスピアを読んでから、合間にミステリーをはさんで次に赤毛のアンシリーズ全巻を読んだのを思い出す。それより随分前に読んだファーブル昆虫記に触発され、将来は動物学者になる、と
考えたのは小学校低学年の頃だったか。何故昆虫記を読んで動物について調べることをしたいと思った
かは不明である。
あとは手あたり次第に好きな本を探し当てて、読んだ。今でも読んでいる。本、漫画を読まない日は
滅多にないと思う。
こんなことを書いていると久しぶりに読んでみたい本が何冊か浮かんできた。
サマセット・モーム、アイザック・アシモフ、岡本綺堂、諸星大二郎、コンラート・ローレンツ…
所用を終えたら読んでみようと思う。